Title : 3人目の調査員1 キャスト 主演 :ZIN |
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- Scene 1 - 『ふ〜ん、一匹狼タイプかぁ〜。』 事務所に置いてあった女性誌に載っている心理テストをやっていたZIN。 「おい、そこの雑誌読んでる暇そうな奴! ちょっとこい!」 『本能的に大勢で群れるのが嫌いかぁ〜 当たってるな! 【いつまで、人の雑誌読んでんのよ! 所長が呼んでるわよ!】 『はっ? なんか言った、MAKI?』 【なんか言った? じゃないわよ! 呼んでるよ、所長が!】 『マジで!! 何スか、所長ぉ〜。 この”ロンリーウルフZIN”に!』 「何がロンリーウルフだ。 『ロンリーチャップリンって何?』 【所長がいつもスナックで、ママさんと歌ってる曲よ!】 『あの曲かぁ・・・ すみません、所長ぉ〜。 ツッコめなくて・・・』 「そんなことよりも、ZIN! 『了解です。 ・・・で、詳しい内容は?』 調査期間は2日間。 『奥さんが仕事場からの帰宅後、 「そうだ。仕事場までクルマを使っているからな! 調査1日目 夕方 本間くんと2人、クルマの中で張り込みを開始した。 「ZINさん、対象者なかなか帰ってきませんね。」 『何処にいるか知りたい?』 「えっ!わかるんですか?」 『しょうがないなぁ〜、のび太くん』 「のび太くん?」 ♪タララ タッタラ〜♪ 『発信機ぃ〜♪』 「それって、ドラえもんのマネですか?」 『まあまあ、これを見なさい、本間くん!』 「うわぁ〜 すごいですね! この場所だともうすぐ帰って来ますね!」 『ZINさん、いつ発信機を仕掛けたんですか?って、聞かないの?』 「昨日の晩ですよね。」 『本間くん。今度ご両親に会わせてくれる? 「ふざけてないで、もうすぐ、対象者が帰ってきますよ!」 『ぜってぇ〜、言ってやる! いやっ、今すぐ電話してやる!!』 「クルマが来た!ZINさん、予定通りに行きましょう!」 『リーダー気取りか! 「今は、ひねくれてる場合じゃないですよ!」 『そうだったな・・・よし、スタンバイだ!』 駐車場から自宅アパートまで、少し離れていて 「後は、男が尋ねてこないか?出掛けないか? ですよね!」 『そうだな! 集中してないと見逃すぞ。 「はい。」 1時間・・・・・ 2時間・・・・・ 「ZINさん・・・」 『なんだい、本間くん』 「さっきから、気になってることがあるんですけど・・・」 『この匂いは、カレーだな!』 「確かに、風に乗ってカレーのいい匂いはしてるんですけど、 『何だ、お金ならないぞ! 焼肉が食べたいって言われても・・・』 「焼肉が食べたいなんて、一言も言ってないんですけど・・・ 『はぁ? また、よそ見してるのか?』 「いや・・・ さっきからアソコにクルマが1台停まってるんですけど 『だから?』 「あのクルマに乗っている人・・・ 『ほぉ〜 どれどれ・・・ 「バカなこと言わないで下さいよ〜」 『じゃあ、誰なんだ アイツは?』 |
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