Title :対象者 木村新一1 キャスト 主演 :ZIN |
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- Scene 1 - 『諦めるな! ”さだめ”とは、俺たちが作るものだ・・・』 「ZINさん、何言ってるんですか?」 『本間くんは、映画とか見ないの?』 「映画は好きですよ! よく休みの日に、DVDを借ります。」 『レンタル?映画館では、見ないんだ・・・』 「DVD借りた方が、安いじゃないですか!」 『安さの問題じゃないんだなぁ〜。 映画と言うのはだなぁ〜・・・・』 本間くんに、”映画とは・・・”を語りつつ 前日・・・ ♪カラン・コロン・カラン♪ 「いらっしゃいませ〜」 『コーヒー・・・ ブレンド1つ・・・』 「かしこまりました。」 「お待たせしました、ブレンドです。」 『忙しそうだね、ヒカルちゃん!』 「ごめんネ! もうちょっとで、バイト終わるから・・・」 お友達のヒカルちゃんに”相談がある”と電話をもらい、呼び出されたZIN。 「ごめんネ。待たせちゃって・・・」 『全然、大丈夫。・・・で、相談というのは?』 「実は、ZINくんに”ある人”を探して欲しいの・・・」 『その”ある人”って、男?』 「うん・・・」 『・・・で、どんな人なの?』 「名前は、木村新一。電話番号は、090−48・・・」 『これだけ?』 「・・・・・。」 『どうしたの、ヒカルちゃん?』 よく見ると、ヒカルちゃんの目に涙が・・・ 『ヒカルちゃん?』 「騙されちゃった・・・ お金を取り返して・・・ZINくん」 簡単に説明すると! 『そっか・・・ 悔しいよね。 信じていた人に裏切られるのって・・・ 「うん。」 『ヒカルちゃん、バイト先でこんな話して聞かれたらマズくないの?』 「店長にも相談したし、バイトの友達が探偵に相談したらって! 【ウチのヒカルのこと、よろしくお願いしますね。】 ZINの目の前に、特大のチョコレートパフェが出てきた。 『任せてください。 えっ、ヒカルちゃんのお父さん?』 【いえいえ。ただの通りすがりの店長です。】 『”通りすがりの”って。 ヒカルちゃんトコの店長さん、面白いね!』 黒い(マスカラ)涙を流していたヒカルちゃんに笑顔が戻ってきた。 ・ ・ ・ 「ZINさん、クルマ見つかりました?」 『見つからない・・・』 「見つかると思います?」 『難しいね、正直・・・』 「依頼者(ヒカルちゃん)の話だと、「対象者 木村新一」は 『・・・・・』 「ZINさん?」 『木村新一という男の立場になって考えてみよう。』 「どういうことですか?」 『もし、通勤で駅・電車を使うとして 「自転車かバスですね!」 『クルマで駅に来るぐらいなら、そのまま会社に行くよな!』 「そうですね・・・」 行き詰った・・・ 「ところで、ZINさん。 依頼者って、この男にいくら取られたんですか?」 『80万(円)』 「はっ、はちじゅう万!!」 『80万の内、50万は無人契約機で借りたみたいだ・・・』 「無人契約機って、一応サラ金ですよね。」 『ああ・・・』 「それじゃあ、一刻も早く返さないと利子が・・・」 『今、解約された携帯番号から男の身元を探っているが、時間がかかる。 ♪プルルルル〜 プルルルル〜♪ 『もしもし・・・』 【ZINくん?】 『はい、ZINくんで〜す!』 【その感じだと、調子良くないみたいだね・・・】 『分かる? 今、現場で少し考えたんだけど、クルマで駅まで行くのって 【ZINくんに相談した時、どんな些細な会話でも、 『ああ、どんなに計画を立てて騙しても、 とりあえず、夜、ヒカルちゃんに直接会って、話を聞くことになった。 「ZINさん、依頼者、何て言ってたんですか?」 『えっ、依頼者? 今晩、メシ食いに行こう!って。』 「マジっすか!? デートの約束ですか?」 『まあね!』 「あ〜あ・・・ MAKIさんが聞いたら怒りますよ!」 『なんで? アイツは、関係ないだろう!』 「あれ!? ZINさんとMAKIさん付き合ってるんじゃ・・・」 『ありえない・・・ 絶対にありえないから!!』 |
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