実録探偵物語実際に経験した調査を物語風に書いている探偵日記

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Title : 海と星とZIN1

キャスト

 主演 :ZIN
 出演 :ジョージさん
     るるさん
     MAKI
     本間くん
     ヒロさん
     所長(友情出演)

注:記事の掲載にあたって、プライバシー保護の為に「氏名」・「地名」などの名称を変更や架空のものにしています。

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- Scene 1 -

『よしっ! コレで準備OK!!』

「アレ!? ZINさん、そんな荷物カバンに詰め込んでドコに行くんですか?」

『見つかっちゃったか!
 本間くんも調査のコツを?んできてZINが教える事も無くなった・・・ 
 そろそろ潮時かなぁ〜と思って!』

「マックス辞めるんですか?」

『ああ・・・』

「お疲れ様でした。」

『お疲れ様じゃねぇ〜よ! 止めろよ、止めてくれよ!!』

「わかってますよ! ZINさんはマックス辞めないでしょ!
 本当は何をしてるんですか? そんなに調査道具準備して!」

『明日からヒロさんと2人で、るるさんトコの調査を手伝ってくるんだよ!』

「現場はドコなんですか?」

『え〜と、現場は・・・ そう! 栃木、栃木県の方!』

「栃木? 山ですか・・・
 海があるトコだったら、絶対に連れてってもらったのに・・・」

『残念・・・今回行く所は、見渡す限り「山」と「空」、時々ギョウザみたいなトコだから
 本間くんは大人しく留守番しててね!』

「はいっ! 地元の調査は僕とMAKIさんに任せてください!」

『ああ、頼んだよ!』

《お〜い、ZIN! 準備は出来てるかぁ〜!》

『はい、パーペキです!』

《パーペキって死語だぞ・・・ まぁいいや! 荷物クルマに積むから持って来いよ。》

『今、行きま〜す。』

     ・

     ・

     ・

『ふぅ〜終わった・・・ ヒロさん、これで最後です。』

《1泊2日だから結構な荷物になっちゃったな!
 ・・・ところで、MAKIにはバレてないよな?》

『今のところは・・・ 念の為、本間くんには栃木に行くと言ってあります。』

《よしっ! どこで情報が漏れるかわからない・・・
 もし、MAKIに1泊2日で伊豆に行くことがバレたら
 オレもZINもこの界隈じゃ生きていけなくなるからな!》

『生きながらの地獄・・・ まさに生き地獄ですよね・・・』

【ZIN!ヒロさん! 何話してるの?】

『MAKIちゃん!!』

【明日から栃木に行くんだって? 本間くんが言ってたわよ!】

『(危ねぇ〜 ホント本間のヤローはおしゃべりなんだから・・・)
 そ〜なんだよ、栃木なんて面倒臭いよ ねぇ〜ヒロさん!!』

《(オイッ、バカ! オレに話を振るな! 汚ねぇ〜ぞ、ZIN!)
 ああ、オレの中で栃木と言えば”ギョウザ”と”MAXコーヒー”しか
 イメージ無いからな!》

【栃木って温泉も有名じゃない! 日光と那須・塩原とか!
 でも、私の中じゃ温泉って言ったら、やっぱり伊豆かな!】

『 いずぅ〜!? 』

《オイ、ZIN!
 MAKIのヤツ”ギョウザ”と”MAXコーヒー”から伊豆まで辿り着いたぞ!》

『ああ、やっちゃったよ・・・ 全部ヒロさんのせいだ!』

《何言ってるんだよ! 
 もとはと言えばZINがオレに話を振ったのがいけないんだ!》

『すぐ そぉ〜やって後輩のせいにする!怖いなぁ〜、先輩って怖いなぁ〜』

【2人で何やってるの?】

『いやぁ〜 別に・・・ お土産にギョウザ買ってくるから・・・』

【うん、絶対よ!】

『MAXコーヒーは?』

【コーヒーはいらない。 私、紅茶派だから!
  ちゃんと、るるさんのお手伝いしてくるのよ。】

『はぁ〜い! (危ねぇ〜・・・バレるかと思った・・・)』

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